ダウとサウジアラムコ、サダラ合弁事業の株式持ち分変更に向けた覚書を締結

  • ダウ、サダラへの出資比率を50パーセントに引き上げ
  • サウジアラビアの広大な石油資源に新たなバリューチェーンが加わり、経済と地域が多角化

MIDLAND, Mich. - 2017年 08月 31日

ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:アンドリュー・リバリス)およびサウジアラビア国営石油会社(サウジアラムコ)は、両社の合弁事業であるサダラ・ケミカル・カンパニー(サダラ)に関して、ダウがサウジアラムコから追加で15パーセントの株式を取得するためのプロセスについて定めた、拘束力のない覚書を締結したと発表しました。現在、サウジアラムコが65パーセント、ダウが35パーセントの株式を保有しています。今回の提案通りに取引が完了すれば、ダウとサウジアラムコはそれぞれ、サダラの株式を50パーセントずつ保有することになります。

「サダラは、サウジアラビア経済の多角化につながる市場重視のソリューションとして、サウジアラムコとダウによる革新的なパートナーシップによって誕生しました。この象徴的な合弁事業に関する株式保有比率の引き上げは、ダウとサウジアラムコとの戦略的パートナーシップを示す好例です。また、発展途上地域にまたがる輸送やインフラ、包装、消費者製品といった主要最終市場において、増大する消費者主導の需要を捉えることを目指すダウにとって、長期的な成長戦略に向けたさらなる推進力ともなります」と、ダウの会長兼CEOアンドリュー・リバリスは述べています。

サウジアラムコの社長兼CEOアミン・H・ナサール氏は、「世界の化学企業の中でも傑出した地位を確立しているダウとパートナーシップを結ぶことができ、光栄に思います。サダラの株式保有比率を引き上げるということは、サウジの活気あるエコシステムに対してダウが強い支持を表明したということであり、互恵的な外国直接投資モデルとして、このパートナーシップに自信を持っていることの表れでもあります。今こそ、ダウの世界的なリーダーシップが生かされ、ビジョン2030に基づくわが国の経済改革に一層の貢献が果たされる絶好のタイミングとなります」と述べています。

株式の均等化は、(i)8月31日のダウとデュポンの対等経営統合完了から18カ月以内に予定されている素材科学会社の分離と(ii)サダラプロジェクトの開発資金を調達するためのリミテッド・リコース・ファイナンスの一環として行われる、サダラの債権者による信頼性試験の完了後となります。取引によって予想される財政的な影響は、公開されていません。また、サダラの財政構造とガバナンスについて、変更はありません。

第1期での建設では他に類を見ない規模を誇るサダラの化学コンビナートでは、現在、26の世界規模の生産設備すべてが稼働し、高付加価値のパフォーマンスプラスチックおよび特殊化学品が製造されています。包装、輸送、インフラ、消費者市場向けの300万トンを超える高性能製品により、サウジアラビアの広大なハイドロカーボン資源に新たなバリューチェーンがもたらされるとともに、経済および地域が多角化する見込みです。

ダウについて

ダウは、科学技術の力を用いて、人々の進歩に本当に必要なことにイノベーションを起こします。材料、ポリマー、化学そして生物学から価値を生み出し、新鮮な食料、安全で環境に優しい輸送、清潔な水、省エネ、より耐久性のあるインフラ、農業の生産性向上など、世界が直面する課題を解決するイノベーションに取り組んでいます。市場牽引型の統合されたダウの事業は、成長著しい包装材料、インフラ、輸送、コンシューマー・ケア、エレクトロニクスや農業などの分野において、約175カ国で製品やソリューションを提供しています。2016年の年間売り上げは480億ドル、従業員数は約5万6千人です。世界34カ国189カ所の生産拠点で、7千を上回る製品群の生産に従事しています。www.dow.com

ダウ日本広報室 沢登
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