ダウ、世界経済フォーラム、世界の代表的企業、主要政府と連携し、 汚染源から海へ流出するプラスチック廃棄物の排除に取り組む

政府・企業関係者と協力し、沿岸諸国で廃棄物問題の解決を主導

ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:ジム・フィッタリング)は、世界経済フォーラムによる新たなパートナーシップに投資することを発表しました。このパートナーシップでは、企業や市民社会、国・地方政府、地域社会グループ、世界一流の専門家が協力することにより、プラスチック汚染の解決を目指していきます。ザ・グローバル・プラスチック・アクション・パートナーシップ(GPAP)へは、カナダとイギリス政府に加えて、ザコカコーラカンパニーやペプシコ・ファウンデーションなど、さまざまな企業・組織が資金を提供し支援しています。

「プラスチック汚染という重大な世界的な課題において、製造バリューチェーン全体にわたり、素材イノベーションが果たす大切な役割についてダウは理解しています。イノベーションと連携を通じて、プラスチックのリサイクル性を高めることにダウは真剣に取り組んでいます。収集された廃棄物から価値を還元し、新たな製品やサービスに転換する循環型経済へと世界が移行するためにダウは貢献してまいります」と、ダウのCEOジム・フィッタリングが述べています。

GPAPは、意欲的なコミットメントを現地レベルの行動に転換し、企業や地域社会、政府がどのようにすれば、世界の「(資源)投入-生産-廃棄」型経済を循環型経済として再計画できるのかを示していきます。

ダウのプラスチック循環型経済担当のコーポレートディレクターであるマイク・ウィットは、次のように述べています。「GPAPへの支援は、ダウがさまざまな関係者と共に主導している数ある協力の一例ですが、それらのすべてには、地球の海洋からプラスチック廃棄物を排除するという目的があります。われわれはこの問題を解決できるし、解決しなければならないのです。ダウは、素材イノベーションにおける専門性を生かすとともに、クリーンな環境に対する情熱を柱として活動しています。それにより、きれいな海や、プラスチックをはじめとする重要な素材における循環型のアプローチを実現することで、将来の世代が恩恵を得られるよう取り組んでいます」

GPAPによる最初の協力は、インドネシア政府との活動になります。世界最大の列島国であるインドネシアは、プラスチック廃棄物の危機に見舞われており、同国政府は今後の7年間で70パーセント削減する国家計画を掲げています。

GPAPは、投資可能で地域に根差した解決策を2020年までに整備することを目指しており、その後、この計画は、他の国でも適合させ、実施することが可能になります。GPAPは、今後数カ月 のうちに、別の沿岸2カ国(西アフリカの一国と開発途上島しょ国)における協力活動を発表する予定です。これら3件の概念実証プロジェクトは、国連により次期に開催される画期的な海洋会議の内容と一致したものになります。

GPAPは、地球の陸地や河川、海洋におけるプラスチック汚染を排除するなど、重要ながら認知度の低い活動に従事している企業や起業家、政府、非営利組織、科学者によるパートナーシップや協力、努力を補完し、それらの取り組みを加速させることを目指しています。GPAPの活動は、世界のリーダーたちのコミットメントにも沿っています。

ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(ダウ)は、科学とテクノロジーの知見を基に、人類の進歩に不可欠な第一級の素材科学ソリューションの開発に取り組んでいます。業界でもトップクラスの強力かつ広範なツールを備えており、強固なテクノロジー、統合された資産、スケールと競争力を基盤に、グローバル社会が抱える複雑な課題解決に対応します。ダウが擁する、市場主導型かつ業界を代表する高機能素材、工業用中間体およびプラスチック事業のポートフォリオは、包装やインフラ、コンシューマー・ケアなど成長著しい市場における顧客企業に向けて、差別化された技術に基づく幅広い製品やソリューションを提供します。ダウは、ダウとデュポンからなるホールディングカンパニーであるダウ・デュポン(NYSE: DWDP)の子会社です。ダウ・デュポンは、農業関連、素材科学、特殊化学品分野における強固で独立した3つの上場企業を設立する計画です。www.dow.com

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