所属部門、経歴
日系や外資製造業での経験を経てダウに中途入社。ポリエチレン事業部で技術サービスを4年間担当した後、2018年に現職に異動。
仕事内容は?
オリンピックのワールドワイドパートナーであるダウには、さまざまなマーケティング上の権利があります。その権利をダウの営業活動に向けて最大限活用すべく、さまざまなステークホルダーへ働きかける活動をしています。
ダウに入社した動機は?
学生時代は研究が忙しく、就職活動は社名を知っている日系のみで行い、有名な日系企業に入社しました。結婚などを経て働き方に制約が生まれたり、また若いうちにもっと責任を持って働きたいと感じるようになりました。他の外資系企業を経てダウに転職しましたが、ダウでは、面接でお会いした方々がフランクで信用できると感じ、また上司が海外にいるため、現地のことは基本的に任せる、と言われ、自分に合っていると判断して入社を決めました。
最も思い出深いプロジェクトや仕事について教えてください。
異動直前に担当していた新製品開発プロジェクトが印象的です。私が入社する以前より、お客さまからある技術的な問題を指摘されていたものの原因究明に至っておらず、この指摘が特別に厳しいという結論で中断していました。私が技術を担当するようになった時、本件が解決した場合の営業上のインパクトの大きさが注目され、全部門合意の上で改善しようという流れができました。海外の技術チーム、営業、マーケティング、製造部門などのサポートを得て原因究明、対策をおよそ半年で進め、会議を繰り返し、新製品の試作品が完成しました。純粋な技術だけではなく、人や物事を動かし前進させるプロジェクトマネジメントの仕事が好きだとあらためて実感するきっかけをくれた仕事です。
どのような研修を受けましたか?
より効果的な話し方についての研修を受けました。研修そのものも役に立つものでしたが、そこで多くの社内の人と知り合ったことや、実際の業務の中で大勢の前で話す実践の場をいただけていることが非常に役立っていると思います。苦手と思っていたことも何度かやってみると、訓練次第で伸ばせる、と感じることは多いです。
外資系ならではの魅力を感じる部分は?逆に、苦労する部分は?
年齢・性別・職階に関係なく意見が言える、意見を持つことを期待されるところです。私は日系企業でも割と意見を言っていましたが、そのような自分自身を受け入れてもらえると感じるまでは長くかかりました。今は、上司が海外にいるため、細かい指導に終始することがない点が非常に良いと思います。自分で考えたり周囲に相談した上での結論を上司に伝え許可を取ったり、相談するということはもちろんありますが、「どう?」「大丈夫?」と聞かれるのを待つのではなく、能動的に動く必要があります。
この会社を選んで良かったと思える瞬間は?
これまでの社会人経験から、どのような人と過ごすかが重要だと思います。どれほど仲が良くても、周りがあきらめている空気であれば、日々残念な気持ちが積もっていきますし、逆にみんなが何とか会社や自分を良くしていきたい、と思っていれば自分も前向きになれるし、そこにいる意義を感じます。ダウは向上心が高い人が多いと思います。ですから、自分が学業と育児の両立など多少無理なことをしようとしても、馬鹿にされたり排除されることはなく、理解、応援してもらえます。そのような仲間と仕事ができている時、ここで働いていてよかったと思います。
ワークライフバランスについて教えてください。
私はダウに入社してから出産を経験しました。最初は心配でしたが、周囲に理解いただけて、復帰も特に苦労することがありませんでした。その理由の一つが、在宅勤務が自由な点です。子どもが小さいうちは、何が起こるか毎日予想がつかないため、子どもの体調によって近くにいられるのはメリットです。制度が整備されていても、子育てや介護の方だけが対象だと、それを活用することに負い目を感じてしまいますが、ダウでは理由に関わらず、在宅勤務が使われており、周囲の目を気にせず在宅での仕事をさせてもらえるのは非常に大きいです。
ずばりダウはどんな会社ですか?
人がフランクで明るく、すぐに仲間に入れてもらえるところ。初対面でも、すぐ仕事の本題に入っていたりします。最初はこれまでの経験と違って戸惑いましたが、皆が気軽に連絡をくれますし、連絡できる空気です。比較的人が少ない会社であることのメリットだと思っていますが、新卒でも中途でもなじんでいきやすいと思います。そして、自分がオープンでいれば、チャンスがやってくる会社です!