ダウとクロックス、クロックスを象徴するフットウェアの カーボン・フットプリント削減に向けて新たな協力関係を発表

ダウが開発したバイオベース素材の供給を通じて、
クロックスシューズの二酸化炭素排出量の削減を支援

ダウ(NYSE: DOW、本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:ジム・フィッタリング)と革新的なカジュアル・フットウェアで世界をリードするクロックスは、環境への責任を果たすと同時に実効性能を追求したシューズの生産を目指して、画期的な協力関係を発表しました。ダウは、クロックスに対して、製造過程で使用されるバイオベースの素材を供給します。このバイオベースの新素材は、クロックスが現在使用している「Croslite(クロスライト)™」素材に比べて二酸化炭素排出量をさらに減らすことができ、クロックスのお客様へよりサステナブルな選択肢を提供します。

クロックスは、バイオベースの「クロスライト」をシューズの主要素材として採用します。このバイオベースの素材には、ダウの新技術「ECOLIBRIUM™(エコリブリウム)」が使用されており、二酸化炭素排出量の削減に効果的なサステナブルなソリューションとなります。

クロックスは、サステナブルな生産ラインを新設するのではなく、バイオベースの新しい「クロスライト」の導入によって既存製品を改良するという独自の手法を用いて、カーボン・フットプリントがより少ないフットウェアの生産を追求します。この手法を採用することにより、クロックスは、ブランドに期待されている性能や履き心地の良さを変えることなく、環境負荷がより少ないシューズをお客様に提供していきます。

協力体制の下、両社はともにカーボン・ニュートラルに向けた取り組みを進めていきます。ネットゼロ・ブランドを目指すクロックスは、その取り組みの一環として、2030年までにシューズのカーボン・フットプリントを50パーセント削減することを目標としています*。

同様に、ダウは2030年までに年間炭素排出量を正味500万トン削減することを目標としており、顧客企業と協働し、多くのソリューションのひとつとして代替原料・素材を活用して、顧客企業による排出量削減の取り組みを支援しています。

ダウのパッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチック事業部門プレジデントであるディエゴ・ドノーソ(Diego Donoso)は、次のように述べています。「クロックスと協力し、フットウェアのカーボン・フットプリント削減に向けた同社の取り組みを支援できることをうれしく思います。私たちは、クロックスと同じような志を持つ企業とのコラボレーションを継続的に模索しており、二酸化炭素削減目標を支援することで、より循環的なソリューションの構築を目指しています。消費者は、よりサステナブルな製品を一段と求めており、製品がどこでどのように製造されているのか、注意深く考慮するにようになっています。こうした消費者の要望に新たな方法で応え、広く愛されている象徴的なブランドのサステナビリティへの取り組みを支援することは、ダウにとって非常にエキサイティングな機会となります」

「クロックスとのコラボレーションがもたらす多くの可能性を探り、クロックスのフットウェアを愛好する世界中の人々へ、よりサステナブルな選択肢を提供する、永続的かつ有意義な提携関係の構築を楽しみにしています」

クロックスの最高経営責任者(CEO)であるアンドリュー・リース氏(Andrew Rees)は、次のように述べています。「クロックスは、2030年までにネット・ゼロを実現することを最優先課題として捉えています。この目標を達成するには、私たちと協働し、私たちと同じようにフットウェアのカーボン・フットプリント削減に注力する適切なパートナーの存在が欠かせません。ダウの『エコリブリウム』技術は、クラス最高のソリューションです。この技術は、私たちのお客様がクロックスのシューズに期待する快適さを損なうことなく、地球にはるかに優しいフットウェアの生産を可能にします。ダウとの長年にわたるパートナーシップとイノベーションに向けたダウの継続的な取り組みに感謝しています。それにより、クロックスは、『エコリブリウム』技術を活用した製品を市場へ投入する最初のフットウェア・ブランドとして『未来のシューズ』を公開することができます」

より快適な世界の創造に向けたクロ ックスの取り組みに関する詳細については、クロ ックスのウェブサイ ト(https://www.crocs.com/crocs-purpose.html)をご覧ください。

いかにしてカーボン・フットプリントを減らしながら、フットウェアの履き心地を楽しむことができるのか、その方法に関する詳細はダウのウェブサイト(www.dow.com/sustainablefootwear)をご覧ください。

*カーボン・フットプリントの削減量は、クラシック・クロッグのフットプリントに基づき、2021年7月のフットプリントである二酸化炭素換算3.94キログラムを基準値としています。この測定基準は、ヒグ(Higg.org)のプロダクト・モジュール1.0(Higg Product Module 1.0)を用いて数値化されています。計算は内部で実施されましたが、第三者による検証済みで、製品のライフサイクル全体の影響を表しています。

※本参考資料は、2021年9月14日にダウが配信したリリース「Dow and Crocs announce a new collaboration to help lower the carbon footprint of Crocs’ iconic footwear」の抄訳です。当資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。

クロックスについて

クロックス(NASDAQ:CROX)は、男性、女性、子供向けの革新的なカジュアル・フットウェアの分野において世界をリードする企業です。快適さと消費者に愛されるスタイルを組み合わせたフットウェア・コレクションを提供しています。クロックスが手掛けるシューズのほとんどに使用されているクロスライト素材は、独自開発したモールデッド・フットウェア技術によるものであり、優れた履き心地を実現しています。2021年の宣言に見られるように、クロックスでは、自己表現と履き心地の良さは相反するものではないと考えています。クロックスの企業情報やグローバル展開キャンペーン「カム・アズ・ユー・アー」(Come As You Are™)に関する詳細については、ウェブサイト(www.crocs.com)またはフェイスブック、インスタグラム、ツイッターの公式アカウント(@Crocs)をご覧ください。

ダウについて

ダウ(NYSE:DOW)は、業界で最も幅広い技術分野と設備統合、焦点が明確なイノベーションとグローバルなスケールを基に利益ある成長を実現します。素材科学の専門知識とパートナーとのコラボレーションを通じて、世界のためにサステナブルな未来を築くというパーパス(存在意義)の下、最もイノベーティブ、顧客本位、インクルーシブそしてサステナブルな素材科学会社です。ダウが擁する機能性素材、工業中間体およびプラスチック事業のポートフォリオは、包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー・ケアなど成長著しい市場における顧客企業に向けて、差別化された技術に基づく幅広い製品やソリューションを提供します。世界 31 カ国で 106 カ所の製造拠点を操業し、従業員数は約 3 万 5700 人です。2020年度における純売上高は約 390 億ドルです。「ダウ」または「当社」は、ダウ社(Dow Inc)またはその関連会社を示しています。詳細な情報はウェブサイト www.dow.com またはツイッターアカウント@DowNewsroom をフォローください。

お問い合わせ先

ダウ日本広報室 沢登(電話: 03 5460 6276 メール: rsawanobori@dow.com