ダウ、フォーミュラE東京E-Prix参戦のジャガーTCSレーシングとパートナーシップを更新

  • ダウと、ABB FIAフォーミュラE世界選手権に参戦しているジャガーTCSレーシング(英国)が、テクニカルパートナーシップの延長を発表しました。
  • ダウは、グローバルで持続可能なモビリティへのコミットメントを強化し、レースに合わせて東京で「モビリティの未来フォーラム」を開催しました。

ダウ(NYSE: DOW、本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:ジム・フィッタリング)は、ジャガーTCSレーシングとのパートナーシップを延長し、素材科学の革新を通じて持続可能なモビリティ推進の取り組みを強化することを発表しました。ジャガーTCSレーシングは3月30日に開催されたABB FIAフォーミュラE世界選手権の第1回東京E-Prixで節目となる100戦目を迎えました。この発表は、レーストラックから公道まで電気自動車(EV)のイノベーションを追求するという、ダウとチームの共通のコミットメントを示すものです。 

ダウとジャガーTCSレーシングは2020年に提携し、ダウは直後にチームの公式マテリアルサイエンスパートナーになりました。今回のパートナーシップの延長を通じて、ダウ・モビリティサイエンスとジャガーTCSレーシングのエンジニアは、ジャガーI-TYPE 6 電気レーシングカーの性能と効率を向上させる次世代材料の統合、熱管理、接着、EMI(電磁干渉)を含む複数の主要分野にて引き続き協力していきます。

東京E-Prixに合わせ、ダウはモビリティ業界のステークホルダーのコラボレーションと対話を促進することを目的に「モビリティの未来フォーラム」を3月29日に開催しました。基調講演やパネルディスカッションを行い、循環型社会、EVへの移行、規制への対応などのトピックスについて意見交換しました。

ダウ・モビリティサイエンスは、1世紀以上にわたるモビリティ業界における経験と用途開発の専門知識を生かし、世界の進歩を促進する革新的なソリューションを開拓しています。素材科学ソリューションの多様なポートフォリオと世界トップクラスの技術力により、ダウはモビリティの未来を形作ることに注力しています。脱炭素化などの課題解決からEV性能の強化まで、ダウはモビリティ・ソリューションの進歩において最前線にいます。詳細はMobilityScience™のウェブサイトをご覧ください。

ジャガーTCSレーシング:パートナーシップ延長を発表(動画)

ダウ・モビリティサイエンス プレジデント ジョン・ペンライス 「コラボレーションは、持続可能な自動車の未来を築くための礎石です。ジャガーTCSレーシングとのパートナーシップから、ジャガー・ランドローバーのようなスポーツの枠を超えたOEMとの技術パートナーシップの増加まで、自動車のサプライチェーン全体と連携することが、より安全で、よりスマートで、より効率的なモビリティの未来を実現する最短の方法と考えます」

ダウ グローバルスポーツパートナーシップ リーダー カルロス・パディーヤ 「スポーツは世界で最もパワフルなプラットフォームのひとつであり、その影響はダウのようなBtoB企業にも及んでいます。ジャガーTCSレーシングとのパートナーシップは、次世代の自動車技術革新につながる強力な研究拠点を提供すると同時に、世界中の顧客とより連携した新しい関係を築くことを可能にしました。私たちは、よりサステナブルでインクルーシブな未来を築くというコミットメントを共有しています。このように価値観を共有することが、このパートナーシップが成果を挙げてきた理由です」

JLRモータースポーツ担当マネージングディレクター兼ジャガーTCSレーシング・チームプリンシパル ジェームス・バークレイ 「我々のような目的主導型の2つのブランドが協力することは、自動車の変革をもたらす契機となります。私たちはこれまで、世界中の自動車ユーザーのために持続可能なテクノロジーとパフォーマンスの革新と進歩において、連携して大きな前進を遂げてきました。この戦略的パートナーシップは、ジャガーのフォーミュラEレーシングカーの性能を向上させ続けるだけでなく、e-モビリティの未来にも影響を与えるでしょう」

ダウ日本グループプレジデント パトリック・マクラウド 「東京E-Prixは、自動車のイノベーションをめぐる議論において魅力的なプラットフォームとなります。ダウは、日本市場および広範なアジア太平洋地域を戦略的に重要な地域と位置づけています。この地域は数十年にわたりEV技術革新の原動力であり、世界的な競争や規制の圧力、市場の変動の中でこの勢いを維持することが重要です。フォーラムに参加されたOEMやティアー、業界のオピニオンリーダーの皆さまが、コラボレーションと持続可能なイノベーションをさらに促進されることを期待しています」

※本参考資料は、2024年3月29日にダウが配信したリリース「Dow extends partnership with Jaguar TCS Racing ahead of milestone Tokyo E-Prix」の抄訳です。当資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。

ダウ日本について

ダウの日本法人は1974年に設立されました。ダウ・東レと合わせ、約850名の従業員が、3カ所の製造拠点(小松、千葉、福井)を含む5カ所の主要拠点において、包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー用途におけるお客さまをサポートしています。ダウはアジア太平洋地域において10カ国18カ所の製造拠点で操業し、当地域における2023年度の純売上高は約82億ドルです。

ダウについて

ダウ(NYSE:DOW)は、世界をリードする素材科学会社です。包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー用途など成長著しい市場のお客さまに製品やソリューションを提供します。グローバルな事業展開、設備の統合と規模、焦点が明確なイノベーション、業界をリードするポジション、サステナビリティへのコミットメントを通じて、利益ある成長を達成し、持続可能な未来の実現に貢献します。31カ国に製造拠点があり、従業員数は約3万5900人。2023年度の純売上高は約450億ドルでした。「ダウ」または「当社」は、ダウ社(Dow Inc)またはその関連会社を示しています。世界で最もイノベーティブ、顧客本位、インクルーシブ、サステナブルな素材科学会社を目指すダウの意欲的な目標や詳細についてはwww.dow.comにてご覧ください。

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