ダウ(NYSE: DOW、本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:ジム・フィッタリング)は、米国テキサス州フリーポートにおけるダウの世界規模の製造拠点において、MDI蒸留およびプレポリマーの新設備が稼働したことを発表しました。この投資は、ダウの既存の資産インフラを最適化するとともに、自動車、建設、コンシューマー、工業市場における高成長が見込める用途でのダウのポジションをより強固なものにします。
フリーポートでの新しいMDI設備は、テキサス州ラポートにおける既存の北米でのダウの生産能力を代替し、顧客に向けて30パーセントの供給能力増が可能となります。新MDI設備の立ち上げに合わせ、ダウはラポートのポリウレタン設備を閉鎖しました。
ダウの工業用中間体・インフラストラクチャー事業部門プレジデント、ジェーン・パルミエリ (Jane Palmieri)は、次のように述べています。「お客さまは、成長を支えるコスト競争力と信頼性の高いポリウレタン原料の供給を必要としています。一気通貫生産が可能なフリーポート工場によって、操業の柔軟性と信頼性を高め、よりサステナブルな生産プロセスを実現することで、お客さまのニーズに応えるとともに川下市場の成長を支えていきます」
フリーポートの新設備では、以下のような、より持続可能な生産プロセスを実現します
- 毎年6千台分の自動車からの排出量に相当する、操業による年間温室効果ガス排出量を削減
- 淡水の取水量削減
- 廃水の割合を削減
ダウの広範なポリウレタン製品群は、硬質、半硬質、軟質フォーム、コーティング剤、接着剤、シーリング剤、エラストマー、複合材料を製造するための主要なポリウレタン原料およびシステムを向上させています。これらの製品は、産業用およびインフラストラクチャー用ソリューションから、フローリング、家具、寝具、シューズなどの消費者向け製品の快適性向上、自動車内装用ソリューション、エネルギー効率の高い断熱材まで、さまざまな用途で使用されています。
※本参考資料は、2023年9月19日にダウが配信したリリース「Dow MDI distillation and prepolymers facility starts commercial operation in Freeport, Texas」の抄訳です。当資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。
ダウについて
ダウ(NYSE:DOW)は、グローバル展開、設備統合と規模、焦点が明確なイノベーションと素材科学の専門知識、業界およびESG(環境・社会・ガバナンス)におけるリーダーシップを基に、利益ある成長そして持続可能な未来の実現を支援します。ダウの目指す姿は、最もイノベーティブ、顧客本位、インクルーシブそしてサステナブルな素材科学会社となることです。ダウが擁するプラスチック、工業中間体、コーティング、シリコーン事業は、包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー用途など成長著しい市場におけるお客さまに向けて、差別化された、科学技術に基づく製品やソリューションを提供します。世界31カ国で製造拠点を操業し、従業員数は約3万7800人です。2022年度における純売上高は約570億ドルです。「ダウ」または「当社」は、ダウ社(Dow Inc)またはその関連会社を示しています。詳細な情報はウェブサイトwww.dow.com またはツイッターアカウント@DowNewsroom をフォローください。
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