ダウのソリューション、東京2020オリンピック競技大会で使用される 新体操競技場の建築構造の強化および性能向上を実現

大会中、その後も活躍する、独自設計された建物の建築性能の最適化とその保護に、ダウの多様なコーティングおよび電線材料技術が貢献

7月23日から幕を開けるオリンピック競技大会の中でも、数百万人ものスポーツファンが観戦する最も人気種目のひとつが体操競技です。東京2020オリンピック競技大会で体操競技、新体操、トランポリンの会場となる有明体操競技場には、ダウ(NYSE: DOW、本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:ジム・フィッタリング)が提供する多様な技術が取り入れられています。同競技場は、大会の開催期間中に使用されるだけでなく、終了後の10年間、最先端のコンベンション・センターとして活用される予定です。この建物の建築性能の最適化や保護に、ダウのコーティング、電線材料技術を含むインフラストラクチャー・ソリューションが活躍することが期待されています。

ダウのオリンピック・アンド・スポーツソリューションズ事業部担当バイス・プレジデントであるマイク・リード(Mike Reed)は、次のように述べています。「東京2020オリンピック競技大会の重要なテーマのひとつは、レガシーを遺すことです。それは、1964年東京大会で使われた会場・施設を改修するだけでなく、2020年大会のための新規および仮設の会場・施設を、大会後も都市やそこに暮らす人々の役に立つものにできるか、今後10年間を見据えた建設を考えることを意味します。ダウは素材科学の知見を生かし、社会に前向きなインパクトをもたらすことに懸命に取り組んでいます。革新的なソリューション、持続可能性への取り組み、そして戦略的パートナーショップにより、私たちは共通の目標を達成することができます」

ダウのPRIMAL™アクリルポリマーは、長期耐久性と優れた粘着性を特長としており、内装の壁を保護します。また、ELASTENE™エラストマー壁面コーティングは外壁に使われ、防汚性と機械特性バランスに優れています。水性コーティングにはDOWANOL™グリコール・エーテルが使われており、塗料の安定性および性能の最適化と低VOC(揮発性有機化合物)要件が同時に実現されています。

有明体操競技場のような注目を集める施設には、世界中のファンがネットワーク放送を通じてオリンピック大会を祝い、その瞬間を共有し合えることができるように、遮断やシグナルロスのないリアルタイムの通信ソリューションが設置されます。同競技場では、通信ワイヤーの絶縁層にダウのAXELERON™コンパウンドが使用され、スタジアムの伝送速度や伝送シグナルを最大限に効率的かつ信頼性の高い状態に保ち、シグナルロスの低減を実現しています。また、AXELERON™コンパウンドは、一部のENGAGE™ポリオレフィンエラストマーとともに、45キロメートルに及ぶ低電圧・中電圧ケーブルの絶縁層としても使用され、会場施設内における安定した電力供給に貢献しています。

オリンピック大会終了後、有明体操競技場は座席や競技エリアが撤去され、東京都の展示場として再オープンする予定です。

オリンピックムーブメントとのコラボレーションに関するダウの取り組みの詳細については、弊社ウェブサイト(https://www.dow.com/en-us/sports/partnerships/olympics)をご覧ください。

※本参考資料は、2021年6月28日にダウが配信したリリース「Architecture and performance of new gymnastics venue for the Olympic Games Tokyo 2020 enhanced by Dow solutions」の抄訳です。当資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。

ダウについて
ダウ(NYSE:DOW)は、業界で最も幅広い技術分野と設備統合、焦点が明確なイノベーションとグローバルなスケールを基に利益ある成長を実現します。素材科学の専門知識とパートナーとのコラボレーションを通じて、世界のためにサステナブルな未来を築くというパーパス(存在意義)の下、最もイノベーティブ、顧客本位、インクルーシブそしてサステナブルな素材科学会社です。ダウが擁する機能性素材、工業中間体およびプラスチック事業のポートフォリオは、包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー・ケアなど成長著しい市場における顧客企業に向けて、差別化された技術に基づく幅広い製品やソリューションを提供します。世界31カ国で106カ所の製造拠点を操業し、従業員数は約3万5700人です。2020年度における純売上高は約390億ドルです。「ダウ」または「当社」は、ダウ社(Dow Inc)またはその関連会社を示しています。詳細な情報はウェブサイトwww.dow.com またはツイッターアカウント@DowNewsroom をフォローください。

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