ダウ、建築物のファサードにカーボンニュートラルシリコーンを提供する、 世界初のプログラムを間もなく発表

  • PAS2060認証のカーボンニュートラルシリコーンが、建築物の環境負荷を低減し、地域や世界のCO2削減目標の達成に貢献
  •  DOWSIL™カーボンニュートラルプログラムにより、SSG構法、複層ガラス、ウェザーシール用のシリコーンを提供

ダウ(NYSE: DOW、本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:ジム・フィッタリング)は間もなく、建築物のファサードに使用するカーボンニュートラルシリコーンを提供するためのサービスを発表します。SSG構法、複層ガラス、ウェザーシールに使用されるカーボンニュートラルシリコーンは、PAS2060認証を取得しており、建築物の環境負荷低減に貢献します。この画期的な技術革新により、建築物の設計者は、より少ない負荷でより自由に設計することができるようになります。

ダウの建築ファサード担当グローバルセグメントリーダーであるマーカス・プレト(Markus Plettau)は、次のように述べています。「建築ファサード用DOWSIL™シリコーンのカーボンニュートラルプログラムの商業導入は、シリコーンのカーボンニュートラル化における真の進化を意味します。CO2排出量の削減に貢献するネット・カーボン・ゼロ・ビルディングの開発に向けた業界の取り組みに歩調を合わせて、ダウは建築材料に含まれる環境負荷物質の削減の主導に取り組んでいます」

ワールド・グリーン・ビルディング・カウンシルによると、世界のCO2排出量の約39パーセントを建築部門が占めています。これには、内包された炭素と建物の運営の両方が含まれます。ダウのシリコーン製品の製造にはエネルギーが必要になりますが、これらの製品を使用することで、プレハブのファサード要素やガラス断熱材などの用途においては非常に低いエネルギーしか必要としないため、建物のエネルギー効率の大幅な向上に貢献します。さらに、その実証済みの耐久性により、断熱化された建物の外壁を50年以上も維持することができます。グローバル・シリコーン・カウンシルによると、シリコーンシーラントで必要とされるエネルギーまたはカーボンは、断熱ガラス用のシリコーンシーラントを製造するために必要なエネルギーと比べて最大20倍の節約となります。

カーボンニュートラルシリコーンにより、当社製品の構成要素であるシリコーンポリマーの製造に必要な炭素を正味ゼロにすることができます。カーボンニュートラルなシリコーンを特定の建築プロジェクトに使用することは、特にダウが独自の立場を確立している金属ケイ素の製造プロセスにおいては革新的な提案となります。 

長期的な性能やカーボンフットプリントだけでなく、エネルギーや温室効果ガスの排出量の削減に貢献する機能を建物に付与することができるため、建築や建設において、シリコーンは今後も選ばれる技術であり続けると考えられます。プレトはさらに、次のように述べています。「DOWSIL™シリコーン材料のカーボンニュートラルプログラムは、建築家、ビルダー、ビルオーナーにとって有利なだけでなく、統合された設計ソリューションを通じて継続的に大幅な炭素削減を達成するための鍵であり、これらの業界の専門家は、より少ない影響をエンジニアリングすることで、より自由に設計することが可能になります」 

ダウのカーボンニュートラルシリコーンは、カーボンニュートラルであることを国際的に認めるPAS2060認証を取得しているため、国際的なグリーンビルディング認証のポイント加算に貢献することができます。また、各製品は環境製品宣言(EPD)も取得しているため、製品のライフサイクルにおける環境影響について、透明性のある比較可能な情報を開示します。 

ダウは、カーボンニュートラルなシリコーンに加え、建築・インフラ市場向けの革新的で持続可能なソリューションの開発 を 続 け て い ま す 。 最 新 の 開 発 状 況 の 詳 細 に つ い て は 、 当 社 ウ ェ ブ サ イ ト(www.dow.com/highperformancebuilding)をご覧ください。 

※ 本参考資料は、2021 年 11 月 4 日にダウが配信したリリース「COMING SOON - Dow to introduce the world’s first commercially available program for carbon-neutral silicones in building façades」の抄訳です。当資料の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語が優先されます。 

ダウ・ビルディング&インフラストラクチャーについて 
ダウ・コンシューマー・ソリューションズ事業部門の一部であるダウ・ビルディング&インフラストラクチャーは、世界中の業界の専門家と協力して、デザインと美観の向上、耐久性の向上、建物のエネルギー効率の向上、建物居住者の健康と安全の改善のためのソリューションを開発しています。総合的なアプローチで、ダウは全社的な専門知識を結集し、お客様が高性能な建物に関する幅広い課題に対するソリューションを見つけられるよう支援します。DOWSIL™ブランド製品を中心としたダウの高性能建築ソリューションには、構造用および保護用グレージング、耐候性、断熱ガラス、窓やドアの製造、建材保護のための実績ある材料に加え、高効率断熱材、照明、太陽電池やソーラーパネルを建築設計に組み込むためのイノベーションが含まれます。詳しくは www.dow.com/construction をご覧ください。

ダウについて 
ダウ(NYSE:DOW)は、業界で最も幅広い技術分野と設備統合、焦点が明確なイノベーションとグローバルなスケールを基に利益ある成長を実現します。素材科学の専門知識とパートナーとのコラボレーションを通じて、世界のためにサステナブルな未来を築くというパーパス(存在意義)の下、最もイノベーティブ、顧客本位、インクルーシブそしてサステナブルな素材科学会社です。ダウが擁する機能性素材、工業中間体およびプラスチック事業のポートフォリオは、包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー・ケアなど成長著しい市場における顧客企業に向けて、差別化された技術に基づく幅広い製品やソリューションを提供します。世界 31 カ国で 106 カ所の製造拠点を操業し、従業員数は約 3 万 5700 人です。2020 年度における純売上高は約 390 億ドルです。「ダウ」または「当社」は、ダウ社(Dow Inc)またはその関連会社を示しています。詳細な情報はウェブサイト ダウ(NYSE:DOW)は、業界で最も幅広い技術分野と設備統合、焦点が明確なイノベーションとグローバルなスケールを基に利益ある成長を実現します。素材科学の専門知識とパートナーとのコラボレーションを通じて、世界のためにサステナブルな未来を築くというパーパス(存在意義)の下、最もイノベーティブ、顧客本位、インクルーシブそしてサステナブルな素材科学会社です。ダウが擁する機能性素材、工業中間体およびプラスチック事業のポートフォリオは、包装やインフラ、モビリティ、コンシューマー・ケアなど成長著しい市場における顧客企業に向けて、差別化された技術に基づく幅広い製品やソリューションを提供します。世界 31 カ国で 106 カ所の製造拠点を操業し、従業員数は約 3 万 5700 人です。2020 年度における純売上高は約 390 億ドルです。「ダウ」または「当社」は、ダウ社(Dow Inc)またはその関連会社を示しています。詳細な情報はウェブサイト www.dow.com またはツイッターアカウント@DowNewsroom をフォローください。

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