ダウ日本、回収した廃プラスチックを利用して作られたごみ袋を寄贈

  • テラサイクル、バードライフと協力し、 循環型社会の実現に向けた地域参加型リサイクルプログラムを実施

ダウ・ケミカル日本株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:桜井恵理子)は、循環型社会の実現に向けた地域参加型リサイクルプログラムを通じ、回収した廃プラスチックを利用して作られた約5000枚のごみ袋を協力パートナーに寄贈することを発表しました。2020年9月より始まった本プログラムは、環境ソーシャルベンチャーであるテラサイクルおよび国際環境NGOバードライフ・インターナショナル東京(以下バードライフ)と協力し、バードライフと社会連携活動を実施する「Jリーグ鳥の会」参加クラブの協力により、地域と連動した清掃活動、環境教育、廃プラスチックのリサイクルを推進する取り組みとして実施されました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、プログラムは当初の清掃活動規模から縮小して実施されましたが、「Jリーグ鳥の会」の協力を得て、福岡県北九州市に広がる曽根干潟や鳥取県において約50キロのプラスチックごみを回収しました。2021年11月18日、「Jリーグ鳥の会」のギラン会鳥(ギラヴァンツ北九州)から、共に清掃活動を行った北九州市曽根東小学校の児童へ、回収したプラスチックごみを利用して作られたごみ袋の一部が届けられました。今後は、ガイナーレ鳥取や千葉県習志野市谷津干潟自然観察センターなどにごみ袋が寄贈される予定です。

リサイクルプログラム内容

  • 2020年9月17日、「Jリーグ鳥の会」ギラン会鳥の率いるギラヴァンツ北九州、北九州市立曽根東小学校の児童とその地域の方々と連携し、曽根干潟のクリーン作戦を実施
  • 2020年10月から2021年1月にかけて、「Jリーグ鳥の会」のガイナーレ鳥取と連携し、同クラブが環境活動で集めたごみのうち、リサイクル可能なプラスチックごみを収集、リサイクル
  • 2021年5月、千葉県習志野市谷津干潟自然観察センターの清掃活動と連携し、集めたごみのうち、リサイクル可能なプラスチックごみを収集、リサイクル

寄贈されたごみ袋は、ダウのPCR(ポストコンシューマーリサイクル)樹脂が活用され、日生化学株式会社の協力の元、製作されました。ダウのPCR樹脂の特長は、以下の通りとなります。

  • 原料となる再生ペレットは、プラスチック製の飲料容器や産業用のプラスチックフィルムなどを利用
  • 再生ペレットに、ダウのバージン樹脂や改質剤を配合することにより、通常の再生ペレットと比較し物性面の安定性が改善
  • リサイクル品に使用される再生材料の配合率の拡大のみでなく、フィルムの強度の改善にも貢献
  • ごみ袋以外にも集積シュリンクフィルムや産業用のストレッチフィルム、硬質のプラスチック容器などにも活用可能

グローバルにおいてダウは、直接的またはパートナーシップを通じて、100万トンのプラスチックの回収、再利用、リサイクルを目指す追加的なプラスチックリサイクル目標を発表しています。日本においても、ダウはさまざまな協力パートナーとの協働を通じてサーキュラーエコノミー(循環型社会)の構築に貢献していきます。

テラサイクルについて
テラサイクルは「捨てるという概念を捨てよう」というミッションのもと、廃棄物問題に革新的な解決策を生み出す環境ソーシャルベンチャーです。大手消費財メーカー、小売業者、都市、施設と協働し、使用済みのハブラシ、製品空き容器やパッケージなど、従来廃棄され、埋立地か焼却所にたどり着くしかなかったモノを回収しリサイクルする事業を現在21カ国で展開しています。テラサイクルは2001年の創業以来、サステナビリティーやソーシャルベンチャー関連において、200以上の賞を受賞し、慈善団体や学校に約25億円の寄付を行ってきました。テラサイクルの詳細を知りたい方、もしくはテラサイクルのリサイクルプログラムに参加をご希望の方は、テラサイクルのWebサイトをご覧ください。テラサイクルジャパン:www.terracycle.co.jp

ダウ日本について
ダウの日本法人は1974年に設立されました。ダウ・東レと合わせ、約900名の従業員が、3カ所の製造拠点(小松、千葉、福井)を含む5カ所の主要拠点において、コンシューマー・ケア、インフラ、モビリティそして包装業界におけるお客さまをサポートしています。ダウはアジア太平洋地域において9カ国19カ所の製造拠点で操業し、当地域における2020年度のプロフォーマ純売上高は82億ドルです。

お問い合わせ先
ダウ日本広報室 沢登(電話: 03 5460 6276 メール: rsawanobori@dow.com